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イノベーション
2017.03.22

IoTデバイスの製品開発はアジャイルに行うのが最適
プロトタイプを使った効率の良い開発手法を実践するプロジェクト

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“プロトタイプをベースとした事業展開”とは

様々なクリエイティブで企業活動を支援するワン・トゥー・テンホールディングスのグループ企業ワン・トゥー・テン・ドライブが、自社製品としてIoTデバイスを開発するプロジェクト「1→10drive 試作室」(Prototyping Project)を発足した。

このプロジェクトは、製品を完成品の手前となるプロトタイプの段階で情報公開する。これによって、実際に触って体験できるプロトタイプ製品群を参考に、消費者向け商材を扱う企業や一般消費者が自分のニーズにマッチした最終製品を入手できるようになる。

予定されている「プロトタイプをベースとした事業展開」としては、以下のようなものが挙げられている。

・プロトタイプを技術モジュールとしてメーカー企業に提供し、そこに企業ニーズに合わせるための開発を付加してカスタマイズする。(BtoBtoCモデル)

・展示や体験提供などの目的に合わせて開発をファイナライズさせたモノを、施設やイベントに提供する。(BtoBtoCモデル)

・ユーザーのフィードバックを参考とした開発のブラッシュアップにより、受容確度を上げて対消費者市場にローンチする。(BtoCモデル)

IoTデバイスは従来にはない機能や使い方を想定したものも多く、実際に製品を使ってみないとわからないケースがある。プロトタイプの段階で触って試せるのであれば、フィードバックを短期間で反映しながらニーズを的確に満たせる製品へと近づけていけるだろう。ソフトウェア開発においては、“アジャイル型開発”として、市民権を得ている手法だ。

本プロジェクトで対象となるプロトタイプ製品群

現時点で予定されているプロトタイプ製品群は、以下のとおり。2017年内に20種類を目標として、順次追加されていく見込みだ。

「snipAR」
Google Tango対応スマートフォンを利用した銃型のゲーム機。銃口が向けられた空間を認識し、トリガーを引くことで画面上に表示されている空間に向けて仮想の弾を撃つことができる。

銃型の本体にGoogle Tango対応スマートフォンの画面が備えられている

スマートフォンの画面にはARでCGが表示される。トリガーを引くと仮想の弾を撃てる

「ジャンピング紙相撲」
センサーを使った最新の紙相撲。ユーザーが相撲のまわし型のコントローラーを装着し、力士になりきって対戦する。ユーザーがジャンプすると、まわしコントローラーに入っているセンサーが動きを感知し、それに合わせて土俵上の紙力士がトントンと動き回る。

まわし型のコントローラーを装着したユーザーがジャンプすると、それに連動して紙力士がトントンと動く

「Traveling Scope」
双眼鏡型のVRスコープ。覗くと360度全方向に別空間の景色が広がる。双眼鏡のズームダイヤルを回すと、見える空間が変化する。

持ちやすい双眼鏡型のVRスコープ。実際とは別の視界が広がる

「バブルチャンバラ」
シャボン玉とチャンバラを組み合わせた新しい遊び。刀型のデバイスでシャボン玉を斬ると、音が鳴ったり、光ったり、振動したりする。

シャボン玉もチャンバラも子どもが大好きな遊び。最強のタッグかもしれない

これから重要度が増す開発者と利用者の溝を埋めるための開発手法

IoTは既存の技術の置き換えだけでなく、全く新しい体験を生み出す可能性を秘めている。しかし、そうした新しい体験は文章やイメージだけではうまく伝えきれず、開発者と利用者の間で意思疎通するにも困難が伴う。

本プロジェクトのようにプロトタイピングの段階でユーザーのフィードバックが得られるのであれば、開発者も無駄な作業を省くことができ、ユーザーにもより精度高くニーズに迫った製品を短期間で手に入れられるようになる。

これからのIoT開発では、大変重要になってくる開発手法ではないだろうか。

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