IoT(Internet of Things)の最新ニュースや企業&ベンチャー事例(ケーススタディ)ほぼ毎日掲載

テクノロジー
2018.06.30

LINE、「Clova」の機能拡大とスマートディスプレイを発表
Amazon、Googleの背中を追うLINEの音声アシスタント最新事情

BY

LINEは6月28日に開催した「LINE CONFERENCE 2018」内で、同社の音声認識AIアシスタント「Clova」の改善やスキル拡大、新端末等についての発表を行なった。

まず挙げられたのが家電操作領域の拡大。具体的には2018年夏より、Clova搭載のスマートスピーカーで家電を操作できるサービス「Clova Home」の対応家電を拡大していく。既に連携済のPhilips Hueに加え、イッツ・コミュニケーションやQrio、シャープやパナソニック、三菱電機等13メーカーとの連携が予定されている。

また、家電操作機能に関しては兼ねてより「後日発売」とされていた「Clova Friends」および「Clova Friends mini」シリーズ対応のIR Dock、「Clova Friends Dock」の販売開始予定時期も発表された(2018年夏)。このクレードルを装着することで、 FriendsやFriends miniからもClova WAVEと同じく赤外線リモコン機能の利用が可能となる。

さらにClovaの機能「スキル」を開発・拡張することができる「Clova Extension Kit」が7月中に一般公開される予定。サードパーティーの外部企業や開発者が作成したスキルは審査を経て、7月下旬以降公開予定の「Clovaスキルストア」上でユーザーに提供できるようになる。

また今回、Clova搭載のディスプレイ付きスマートスピーカー(スマートディスプレイ)「Clova Desk」の発売が発表された。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色展開で、画像認識可能なカメラのほか、IRリモコン機能やバッテリーを搭載予定とのこと。見た目の印象は米Amazonの「Echo Show」(日本では未発売)に近い。

そのほか、2018年冬より発売されるトヨタの新型車から順次Clovaを利用できるようになることも発表された。車載器とClovaを連携するサービス「Clova Auto」によって、ドライブをしながら自宅の電気を消したり目的地の天気を調べたり、LINEメッセージや無料通話でのやり取りができるようになる。従来は車を停止してからスマートフォンを操作しなけばできなかったことも、音声のみでこなせるのだ。車載ディスプレイやハンドルの音声認識ボタンと連携することで、ドライブに集中したまま様々な操作が音声で行なえるようになるという。

Clova Autoは、2018年冬よりトヨタから発売の新型車で、Smart Device Linkに対応した車載器を選択すると利用可能となるとのこと。

加えて6月26日にトヨタから発売された新型クラウンや新型カローラスポーツ、プリウスPHVで採用された「LINEマイカーアカウント」を利用することにより、車に乗り込む前からLINEを介してナビの目的地を設定したりガソリンの残量確認したり等「車と会話」することが可能だという。

AlexaやGoogleアシスタントと比べると、音声アシスタントとしては今一つ、と評価されてしまうことも多いClovaだが、パートナー企業の増加やSNS「LINE」の新たな利用シーンや音声ならではの使い方を提示することで、少しずつ独自の地位を築いていけるのかもしれない。

記事ランキング

  • 直近1時間
  • 昨日

話題のキーワード

注目連載

あわせてお読みください

IoTニュース

KDDIやNRIなど、会津若松市で5Gやドローンを活用した「日本酒造り」の実証事業を開始 | IT Leaders
【後編】”製造業特化型”×”高速クラウド”のIoT基盤「FA Cloud」が始動、その全容と3社共同開発の狙いとは —FAプロダクツ、MODE、神戸デジタル・ラボ
日立グループとタイ・サイアムセメントグループがIoTを活用し協創 | IT Leaders
GMOクラウドと双日、コネクテッドカー関連事業の推進で業務提携
映像IoTを支えるネットワーク構築のポイント「エッジで映像は捨てる」
【前編】”製造業特化型”×”高速クラウド”のIoT基盤「FA Cloud」が始動、その全容と3社共同開発の狙いとは —FAプロダクツ、MODE、神戸デジタル・ラボ
サイアムセメントグループと日立がIoTを活用し、 工場のエネルギー省力化や流通業務の効率化に向けた協創を開始
ドローンと5Gを活用した「日本酒造り」、KDDIらが実証実験
データ流通の実現が事業発展のカギ ―データ流通推進協議会 理事 杉山氏インタビュー
GoogleのIoTプラットフォームを利用した開発支援、富士通が提供
国内IoT市場、2022年にソフト/サービスの支出割合が61.1%へ--IDC Japan予測
2022年のIoT市場規模は11.7兆円、スマートホームやスマートグリッド普及でソフトウェア/サービスがけん引――IDC調べ
IoT人気記事ランキング|IFA2018レポートなど[9/3-9/9]
AIに使えるデータはわずか30%、ただちに企業データを「AI Ready」にせよ
高度に自動化された世界を実現する、アプトポッドの産業IoTミドルウェア
交通量調査を深層学習で自動化するIoTエッジ装置、クラウディアンがβ版を提供 | IT Leaders

IoTニュース”は、Mynd Engineを活用して、世の中のIoT関連の記事をまとめさせていただき、ご紹介させていただきます。