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イノベーション
2018.05.31

KDDIとTelexistenceが遠隔操作ロボット「MODEL H」を発表
ロボットを通じて遠隔地の「触覚」も体感できるように

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5月29日、KDDIは同社がコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じて出資しているTelexistenceがテレイグジスタンス(遠隔存在)技術・VR・通信・クラウドを活用した、空間を超える遠隔操作ロボット「MODEL H」の量産型プロトタイプを開発したことを発表した。

テレイグジスタンスとは、遠隔のロボットを自分の分身として利用し、人間を時空の制約から解放しようとする概念のことだ。以下の動画を見てもらうとイメージしやすいだろう。
 

Telexistence Model H unveil

MODEL Hは視覚や聴覚だけでなく、触覚も伝えることができる。両社は今後、このテレイグジスタンス技術を活用したロボットの遠隔操作を体験できるイベントの実施(2018年夏頃)を予定している。同イベントではロボット旅行体験ができるとのことで、小笠原返還50周年記念事業の一環として、東急不動産と鹿島建設、CiP協議会の共同で検討しているという。

通信事業者とロボットの組合せというと、白いボディも相まってソフトバンクの「Pepper」が思い浮かぶが、両社は全く違った性質のロボットだ。利用者の傍に寄り添い、会話などのコミュニケーションが取れるPepperに対し、MODEL Hにできるのは利用者の「身体の代わり」。自分の手足として、道具として「使う」ためのロボットなのだ。

「視覚」面でのVRやAR、MR技術の発達に加えて、手触りまでデバイス越しに感じられるこの技術が普及すれば、時間や場所といった概念は薄れていくだろう。

視覚、聴覚、触覚とくれば残るは「嗅覚」と「味覚」だが、こちらも研究が進んでいる。いずれ五感の全てをデバイス越しに体験できるようになるはずだ。距離や時間、現実と虚構の境目が消える日は近い。

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