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テクノロジー
2017.08.31

世界初、完成品のロボットが雑誌付録に
小学館、学習雑誌の付録に完成品の小型ロボットをつけて発売。

小学館は来るロボット時代を担う子どもたちを育てていく教育プロジェクト「ROBO-GATE PROJECT」の第1弾として、手のひらサイズの小型エデュケーション・ロボット「TABO8(ターボ・エイト)」を付録にした学習雑誌『小学8年生』特別号を、2017年12月中旬に数量限定で発売する。

 

TABO8は、専用アプリがインストールされたタブレット(iPad)の上で動く、手のひらサイズのロボット。スクリーンがTABO8を人の指のように感知するので、画面内のコンテンツと連動しながらの動作が可能だ。

プログラムや利用者の操作に反応するだけの「ラジコン」や「人形」の延長線上にあったこれまでのロボットと違い、ロボット機体という「リアル」と画面内の「バーチャル」が融合した体験機会を提供できるのがTABO8の強み。

画面内で完結するバーチャルなコンテンツに慣れ親しみ、ロボットを「ハイテクな玩具」として扱ってきた子供たちをプログラミング学習の楽しさに引き込むことができる。

 

また、専用アプリとしてiPadを使って楽しみながら学べるプログラミング学習アプリ「ワオっち!おはなしプログラミング」、「ワオっち!ミッションプログラミング」を用意。
ハード面とソフト面の両方で、はじめてロボットやプログラミングに触れる児童にも親しみやすい環境を提供する。

TABO8のベースは、プログレス・テクノロジーズとバスキュールの共同プロジェクト「touch.plus」によって開発された「TABO」。「ROBO-GATE PROJECT」の理念に共感した2社の協力のもと、TABOに新たな機能を追加し小学館オリジナルとなった物がTABO8だ。

小学校でプログラミング教育が必修化される2020年を控え、ますます注目の集まるSTEAM教育。

この夏、六本木ヒルズで行われていた子供向けワークショップイベント(※)でも、プログラミング体験のワークショップが複数開催されていた。
その際に注目が集まったのは、ボストンより来日した子ども向けプログラミング言語「スクラッチ」の生みの親、MIT MediaLabのスクラッチ開発チームのメンバーを招いてのワークショップ。他にも、玩具のブロックで作ったロボットをタブレット端末内で作成したプログラムで制御するワークショップも行われていた。

同イベントにはベネッセやZ会といった教育業界を牽引する企業も参加。子ども向けのプログラミングワークショップを開催していたことからも、STEAM教育に対する業界内での関心の高さがうかがい知れる。

矢野経済研究所による教育産業市場に関する調査(2016年)によると、2016年の教育産業市場は全体で2兆5,006億円。少子化ということで前年度から0.9%減ではあるが、まだまだ巨大なマーケットだ。内訳を見ると前年度より2.0%増の学習塾・予備校市場等、拡大し続けている分野もある。STEAM教育市場も今後成長していくだろう。

子ども1人にかける教育費は増加しているが、限られたパイの奪い合いとなることに変わりはない。STEAM教育市場も競争の激化は必至だが、2020年に向けて各企業がどのように存在感を示していくのか、今後も目が離せない。

(※)2017年7月15日(土)~8月27日(日)に行われた「KIDS' WORKSHOP 2017」のこと。

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