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テクノロジー
2016.10.07

これまでのIoTへの取り組み成果を一覧展示していたアルプス電気ブース

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2016年10月4日~10月7日の期間で開催されている「CEATEC Japan 2016」。「CPS/IoTを支えるテクノロジ、ソフトウェア」エリアでは各メーカーがIoT関連に活用できるデバイスなどを展示していたが、中でも目を引いたのはアルプス電気のブースだ。

他メーカーがどちらかというとセンサー類などのデバイスのみを紹介していたのに対して、同社ブースではこれまでIoTに取り組んできた協業の成果を展示していたのが印象的だった。

農業における省力化を図る

まずは「農業ICT」。農業分野については、気温や湿度などのほか、田んぼであれば水位や水温などを見守り、データとして可視化することは重要だろう。

同社はNTTドコモなどと組んで作り上げた水位・水温の遠隔監視システムを宮城県にて稼働させており、その際に取得したログデータを展示していた。なお水位検知にアルプス電気のデバイスが使われている。

水位と水温を遠隔監視する仕組み

実際に宮城県で稼働しているシステムのログデータ

もう一つ展示されていたのは、建築現場などで働いている作業者に対する見守りシステムだ。ヘルメットにセンサーが取り付けられており、どこで働いているのか、またどのような環境での作業となっているのかを検知するというもの。

気温などをモニタリングし、熱中症の危険度を予測することが可能。また、6軸センサーで加速度データを取得できるので、ヘルメットに何か当たったり、作業者が倒れたりといった場合も、その異常を検知できるようになっている。このほかエリアごとに設置された受信機を通じて、その電波強度から作業者の位置を特定し、危険なエリアに不用意に立ち入っていないかなども分かるようになっている。

作業者を見守るシステム

ヘルメット上部にセンサーが取り付けられている

作業者の環境をモニタリング

日本ユニシスの豊洲本社で実際に稼働しているのが、トイレの空き状況を検知するシステム。生理現象としてどうしても避けようのないトイレの使用。いざ行ってみると全部塞がっていて使えず、ほかの階まで空き室を探しに行ったという経験を持つ人は多いだろう。

こうした状況をIoTを通じて“見える化”したのがこのシステムだ。扉にアルプスのセンサーが取り付けられていて、個別の状況を把握できるという仕組みだ。

扉にセンサーを取り付け

日本ユニシスの豊洲本社の状況をデモ展示

IoTの代表とも言える活用法が“見守り”だろう。阪神電車が展開している「まちなかミマモルメ」というサービスがあるが、この見守りサービス利用者が持つ発信器をアルプス電気が提供している。

発信器を持った子どもや高齢者が、町中に設置されているビーコン受信器を通過すると、メールまたはプッシュ通知でそこを通ったことを知らせるというのが見守りの仕組み。万が一迷子になった場合は、迷子の情報をボランティアへ送信し、捜索協力の依頼が出せるようにもなっている。

子どもや高齢者を見守る仕組み

「まちなかミマモルメ」で使われているアルプス電気のデバイス

「ゆれMON」という装置は、遠隔地の工場や倉庫で起きた地震を検知するためのシステム。デモでは5階建ての建物に見立てたものを左右に振らし、各界の加速度モニタリングを行っていた。

仕組みとしては、加速度のほか地磁気や気温、湿度、気圧データをゆれMONで取得し、振動を観測したデータをBluetooth経由でスマートフォンにより受信するというもの。そのデータは3G/LTE回線を通じてサーバに集約され、活用できるようになっている。

ゆれMONで遠隔地の状況を把握する仕組み

これが検知するためのデバイス

建物に見立てた振動検知のためのデモ

ログデータはこのように表示される

今年のCEATECではこの協業による成果を展示することで、同社の実績をアピールしたいという考えもあるようだ。

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