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テクノロジー
2016.10.06

見どころ満載! CEATEC Japan 2016 ~社会エリア紹介~

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10月4日から7日まで幕張メッセで開催されている「CEATEC Japan 2016」。幕張メッセの「HALL1」から「HALL6」までを「社会エリア」(一部街エリア)、「家エリア」、「特別企画エリア」、「CPS/IoTを支えるテクノロジ、ソフトウェアエリア」と分類し、そのエリアに関連する技術や製品を持つ企業が出展している。

ここでは「HALL1」と「HALL2」そして「HALL3」の一部を使っている「社会エリア」と「家エリア」の出展企業および出展内容でIoTに関連するものについて紹介しよう。

なお、紹介順序に関しては、取材時のブースの混雑状況によるものなので、掲載順に関して特に深い意味はないことを、あらかじめお断りしておく。

NTT各グループの持つソリューションを組み合わせ B to BでのIoT活用事例を紹介
~NTTグループ~

NTTの冠を持つグループ「NTTグループ」としての出展となっていた。NTT東西(NTT研究所)、NTTコミュニケーションズ、NTTデータ、NTTドコモといった各社の持つ技術を集めIoTと組み合わせたソリューションとして紹介している。各グループ会社の持つ得意分野を生かし、実際に導入されている事例が紹介されている。

たとえば工場の通常時の稼働音を記録、データーとして持っておくことで、通常とは異なる稼働音(異音)を検知すると同時に管理者へアラートを出す「異音検知システム(NTTデータ)」。このシステムは製造業における既存の工場の完全無人化や少人数化といった効率化に役に貢献できるだろう。

「異音検知システム(NTTデータ)」紹介

NTT研究所、NTTコミュニケーションズ、NTTデータ、そして生産工程の自動化(FA)や製造ロボットの大手ファナックとの協業によりIoTを活用した製造・生産の最適化ソリューション「Field System」は、適切な生産数を確保できない売り逃しを防いだり、工場管理者の指示間違いや発注側のミスによって発生する「作り過ぎによる過剰在庫」を防ぐことに役に立つソリューションだ。

IoTを活用した製造・生産の最適化ソリューション「Field System」

リオ五輪でも活躍した顔認証システムが体験できる
~NECグループ~

NECはグループ関連会社を合わせたNECグループとしての出展である。同グループで特に目立ったのが顔認証を活用した「ウォークスルー顔認証システム」だ。同システムは、夏に開催されたリオ五輪で「Tokyo 2020 Japan House」において実際に設置され、運用されたウォークスルー顔認証システムを体験コーナーに設置。

ウォークスルー顔認証システムの説明

IDカードと撮影した顔を紐づける設定(十数秒)を行うだけで、IDカードを読み取ると同時にカメラによって顔を認識し、本人確認が一瞬でできるデモを行っていた。

企業の入館システムに導入することでIDカードによる本人の判別に、さらに顔認証システムを追加でき、セキュリティを高めながらも、以前よりスムーズな入館が可能になる。

自社に設置した顔写真データベースとの連携によるオンプレ管理だけでなく、顔判別用のデータベースをインターネットのクラウド上に置くことができるのも特徴だ。

まずは身分証明用で自分の顔データと紐づけるIDカードを用意

IDカードを読み取らせてデータベースに登録

自分の顔写真を撮影。そのままIDカードと紐付けされる。

IDカードをセンサーにタッチすると顔認証システムによる認証も瞬時に行われる

これにより「短期間しか利用しない」、たとえばCEATECのような一定期間しか開催されないトレードショウなどでも、セキュリティの高い入退場システムを手軽に導入することが可能になる。

自社技術を様々なデバイスに搭載
~富士通~

富士通は、同社の持つソリューションや技術を実際の製品レベルにまで落とし込み、すぐにでも運用可能なシステムとして展示。さらに今後IoTデバイスなどに搭載されることで、生活が一変するような技術を紹介している。

富士通は「Fujitsu Digital Town」という同社の技術を紹介する仮想タウンを設置

特にスポーツ関連のグッズがユニークだ。センサーが搭載されたスニーカーにより、自分の重心がどう変化しているのかをリアルタイム表示したり、実際のクラブのように握って素振りをするだけでゴルフのフォームをチェックしてくれたりといったシステムは、すぐにでもスポーツジムなどに導入できそうな実用レベルまで達していると感じた。

ゴルフスイングのフォームをセンサーを装着せずにデジタル化し、理想のフォームとの違いを瞬時に解析するデモ

各種センサーが搭載されている次世代のセンサーシューズコーナー

実際にセンサーシューズを履いて体験できる。一見すると普通のスニーカーにしか見えない。

IoT端末に搭載されることで言葉の壁を超えることができるリアルタイム音声認識&翻訳システム「LiveTalk」。周囲の雑音が多いと精度が落ちるとのこと。

あらゆるものを検知するセンサーのプロ
~オムロン~

ギネス認定された卓球ロボットだけでも、見る価値のあるオムロンブース。同社はありとあらゆるものを検知するセンサーのプロフェッショナルである。同社の掲げる「+Think」とは、同社の持つありとあらゆるものをセンシングしたり、様々なものをコントロールする技術に“人の知恵が加わる(+Think)”ことで、進化していく未来テクノロジーをコンセプトとした展示内容になっている。

ギネスに認定された進化版卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」

同社が持つセンサーおよびセンシングデバイスのほとんどの製品は一部を除き、すでにネットワークへの対応が進み、各種センサー類などでIoT機器を構成できる状態になってきているという。

そうした中で現状で、IoT関連機器にいますぐにでも搭載可能なIoTデバイスを紹介している。卓球ロボット実演デモの見学ついでにこれらのデバイスを見て行くといいだろう。

現在すでにIoT関連機器に搭載し、実稼働が可能なオムロンのIoTデバイス

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