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2016.10.05

IoTが作り出す未来の街――「IoTタウン」

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 2016年10月4日から10月7日までの期間で千葉・幕張メッセにて開催されている「CEATEC JAPAN 2016」。会場内では主催者特別展示として「IoTタウン」が行われていた。

この展示は「暮らし」「街」「社会」の3つのシーンで構成された会場内に、金融や観光、ロボット、ショッピング、仮想店舗、スポーツ、ウェアラブルなどのIoT関連のデバイスやサービスが展示されているというものだ。

「さりげない見守り」をマイクロ波で実現

「暮らし」エリアでは豆蔵ホールディングスが、センサーデータを用いた「行動予測」システムのデモを行っていた。まず目に入ったのは「見守り」システム。見守りシステムというと、一人暮らしのお年寄りや認知症の人などに使うことが想定されるが、同社のシステムは「さりげない見守り」を実現するため、センサーなどを体に付けなくてもいいように、マイクロ波によるバイタル検知ができるようになっている。

同社が目指しているのは、こうして検知したデータを可視化するだけでなく、集積して行動予測へと繋げていくこと。生活パターンを把握して、今発生している“異常”を検知することが今後の課題となってくる。これに加えて、各種のデータを分析し、将来の以上を予見することも重要なポイントになる。

IoTタウンに出店している豆蔵ホールディングスのブース

これがマイクロ波でバイタルを検知するセンサー

拍動数や呼吸などの検知されたバイタルがグラフで表される

ドアセンサーとの連動も可能

迷子になっても安心。ネコの位置特定サービス「ねこもに」

また、オープン ストリームのブースでは、ネコの位置特定サービス「ねこもに」を展示。これはBluetoothを使用したセンサーをネコの首輪などに装着しておき、ネコの位置を特定するというもの。

Bluetoothなので伝達距離は50メートルと短いが、ネコがいなくなるのは家の周囲なので、この程度の距離で問題ないのだとか。情報はスマートフォンに送られるので、飼い主はスマートフォンを持って移動しながら、ネコを探すことになる。

探し方だが、まずはデバイスからの電波強度から距離を算出し、ネコの推定位置を円状に表示。そのあと飼い主が移動することで距離情報が変化し、新たな推定範囲を算出。すでに算出されている位置情報と合わせて論理値を導き出し、推定位置を狭める。再び移動することでより精度が上がり、だんだんと推定位置が狭められ、ネコを発見できる、という形だ。

ネコの首輪にセンサーを仕込んで位置を特定

ユーザーの行動を把握してピッタリな商品を提案

楽天のブースでは、同社が扱っている商品のデータベースと、ユーザーの行動を掛け合わせて活用するデモを展示。1つは自分が今着ている服に合わせたコーディネートを提案するというもので、検出位置に立ったユーザーの服を判別し、それを楽天が扱っている商品のデータベースと照合し、自分に似合ったコーディネートを提案してくれるというものだ。

もう一つは書籍のデータベースを活用したパターン。台に本を置くと、画像から本の内容を特定し、その本に書かれているキーワードや、書籍の内容のサマリーを画面に表示してくれるというものだ。これも電子書籍を取り扱っている楽天ならではのサービス。書店によっては、本をいじられることを嫌うケースもあるので、これならば本の中身を見なくても内容が分かり、購買につながるだろうと担当者は述べていた。

検出位置に立つと、今着ている服を画像で認識

服に合わせたコーディネートを提案してくれる

下の台に本を置くと、その回りに本に書かれているキーワードを表示。タッチするとそのキーワードに合わせた文章が上画面に表示されるという仕組みだ

近未来の店舗は、仮想空間で疑似体験も

JTBのブースでは、同社と協力企業が開発したサービスについての展示をしていた。まずは「ナリキリスポット」。これは顔認識技術を使って、顔の上に隈取りを合わせたり、“へのへのもへじ”と合成したりと、面白自撮り画像を表示してくれるというもの。

アプリを使用すると撮影した画像をスマートフォンにダウンロードすることができ、SNSなどでの共有が可能となる。同社ではこの仕組みを広告配信などにも応用できる、としている。

また多く展示されていたのが、「AIキューブ」という空中ディスプレイに立体的に映像を投影し、デジタルサイネージとして使うというもの。「CommU」というロボットと合わせて使っていたデモでは、ホテルのロケーションや部屋の内容などを表示しながら、ロボットがその概要を語る、といったものだった。

「エナジーウォール」というデモは、情報を一度に表示しながら、関心を集めている情報を、その中でも大きく表示して重み付けを加えるといったもの。「いいね」などの評価を基準にしながら、画面サイズを大きくしたり、小さくしたりしてユーザーに情報を提供できる。

「デバイスコネクト」は、今流行のVR(Virtual reality)を取り入れたデモ。展示されていたのは、日本の風景などをVR化し、楽しむといったものだった。

タブレット端末からの操作で、Gear VRなどを利用したスマートフォンのVR Centerコンテンツを再生できるので、簡単に操作してVR体験が可能となっている。VRゴーグルで見ている内容もタブレットに表示されるので、その人がどこに関心があるのかを察知し、アドバイスするといった行為も可能なため、たとえば旅行ガイドが、ユーザーの興味に応じて情報を与えたりといったこともできるわけだ。

「ARパンフレット」は、パンフレットにAR情報を埋め込むことでリッチコンテンツ化する試み。画像などにAR情報を入れておき、タブレットやスマートフォンをかざすと、パンフレットの内容に合わせた情報が表示される。これにより、よりリアルな旅行情報を提供できる、と同社は言う。

瞬時に顔を認識して画像を重ねて表示する

右にいるCommUが、映像に合わせてその内容をしゃべってくれる

関心が集まっているコンテンツは大きめに画像を表示

画面をタッチすると、それに関連する映像が表示される

VRを活用したコンテンツにより、観光名所を紹介したり、ツアーの内容を体験することもできる

タブレットを写真にかざすとARにより認識した情報が表示される

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