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テクノロジー
2017.07.22

伝統的な花火大会の課題を人工知能とIoTで解消へ
大規模イベントで最新テクノロジーが果たす役割とは

夜空を彩る夏の風物詩といえば、全国各所で開催される花火大会。その中でも有名なものといえば江戸時代から続く「隅田川花火大会」だ。地域を代表する一大イベントとして絶大な人気を誇る隅田川花火大会は、例年90万人以上が来場するとされている。

しかし、その人気の裏側では、短時間で極端に多くの人が集まるため交通渋滞や駅の混雑、小競り合いや喧嘩など様々な問題が発生している。さらに、大会終了後の周辺地域では、不法投棄されたゴミの山から漂う悪臭に悩まされており、そういった処々の対応にかかる費用は莫大なものだ。

また昨今、世界各国ではテロなどの大規模な事件が発生しており、国内でもますます観客の安全を確保する取り組みが重要になっている。

こういった問題を解決する手段として、40回目となる2017年7月に開催される隅田川花火大会ではAI・IoTといった最新テクノロジーを活用していくという。

全国初、AIを用いてSNSの情報を警備に活用

隅田川花火大会実行委員会と、ディープラーニングを活用した画像解析や自然言語解析などの複数の特許技術を所有する株式会社Spectee(以下、Spectee)は、SNS上の膨大な投稿情報からAIを用いた画像解析技術および自然言語解析技術により、花火大会周辺の事故、トラブル、交通、気象などの情報をリアルタイムに抽出。花火大会における警備に役立てる取り組みを協力して行なっていく。AIを活用してSNSの情報を花火大会の警備に利用するのは全国で初めての試みだ。

 

この取り組みは、SNSに投稿される情報をリアルタイムに収集し報道機関向けに配信するサービス「Spectee」を展開しているSpecteeが、同社の技術を活用してイベント会場の警備に役立てる新しい取り組みを企画していたところ、警備員の目が届かない警備の隙間を埋める手段を模索していた隅田川花火大会実行委員会との目的が合致し、今回実現する運びとなった。

隅田川花火大会実行委員会では、今回の結果から得られるソーシャルメディアデータを用い、大会周辺における来訪者の人の流れや警備上の問題点の解析などへ活用する方法を模索し、より安全な大会運営に活かしていく予定だという。

IoTを活用した忘れ物自動通知サービス

MAMORIO株式会社(代以下:MAMORIO社)は、 台東区役所と連携しIoTを活用したお忘れ物自動通知サービスを提供する。大会開催中は、限定うちわを利用した割引キャンペーンも実施予定だ。

MAMORIOは、Bluetooth Low Energyを活用したタグを付けるだけで、万が一の紛失時にはスマートフォンを使い、置き忘れ防止アラートと紛失場所の地図表示、ユーザーの相互捜索によるクラウドトラッキングで無くしたものを見つけることができる世界最小デバイス。

 

クラウドトラッキング機能は、MAMORIOのアプリを入れているユーザー同士で協力して紛失物を探す機能。クラウドトラッキング機能をオンにすると、他のユーザーが紛失したMAMORIOとすれ違った際にその場所を知らせ、紛失物を迅速に見つけられる。

本サービスの内容は、MAMORIOを付けた所持品を紛失した際、MAMORIO社が提供する「クラウドトラッキング機能」によって、MAMORIOを付けたお忘れ物がMAMORIO Spotに到着した際に、持ち主に自動で預かり場所のスポット名を自動で通知するもの。

具体的には、MAMORIOから発信されている信号を、隅田川花火大会本部に設置する本サービスの専用アンテナが受信することで、MAMORIO社のサーバーを経由して持ち主に紛失物の位置情報を通知することができる。

MAMORIOを利用しているユーザーの忘れ物が大会本部にて回収されたことが早期にわかることによって、忘れ物を探し回る手間を軽減し、より安心して花火大会を楽しむことに寄与してくれるという。

※利用に際し、紛失時にご自身でクラウドトラッキング機能をONにしている必要がある。

【MAMORIO Spot開設場所】
隅田川花火大会本部
※花火大会当日は大会本部内に立ち入り禁止。大会本部に届けられた忘れ物は、隅田川花火大会実行委員が保管。

第40回隅田川花火大会
開催日:7月29日(土)※荒天等の場合翌30日(日)に順延

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