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2017.07.12

効果を実感するのは2割のみ。保育現場のICT化の実態とは
深刻な待機児童問題。解消の鍵を握る保育士の労働環境改善の課題

近年、様々な分野において人材不足が叫ばれている中、保育の現場でも、保育士不足が深刻な問題となっている。

厚生労働省の発表によれば、平成27年度の保育士の状況は108,409人の登録があるものの、資格があるにもかかわらず、保育士として就業しているのは15,369人という、極端に少ない結果が出ている。

保育士として子どもの成長に関わることにやりがいを感じつつも、賃金が不十分、仕事量が多い、拘束時間が長い、休暇が少ない、などといった待遇面や過酷な労働現場への不満により、離職してしまう人が多いようだ。

共働き世帯が増え、待機児童解消の加速化が急務とされていることもあり、厚生労働省では、保育士の業務を効率化させ、労働環境を改善するために全国の保育所などのICT化を後押ししている。

保育士の業務は、手書きでの書類作成や事務量の多さなどが大きく、導入前の保育所などではICT化による負担軽減を期待する声が大きい。しかし、実際に導入した現場において、ICT化が役に立っていないと感じている声も聞こえてきた。

ICTシステム導入も、75%が時間短縮できたと感じていない

保育士や幼稚園教諭の人材紹介サービス「保育のお仕事」や保育園向け業務支援比較サービス「保育園支援ナビ」を展開するウェルクスが行った保育園における「ICT化」についてのアンケート調査によると、「システム導入が業務簡略化や負担軽減に役立っている」と回答したのはわずか22%。

「ICTシステム導入で、業務にかかる時間は、1日あたりどれくらい短縮できたか」という質問に対しては約75%の人が「短縮されたと思わない」と回答している。

システム導入が業務改善に役立っていないと感じている人に「どのような部分が役に立たないと感じるか」という質問では「気づいたときや手が空いた時間に作業がしにくい」と78%の人が回答した。他にも、「PCやタブレットでの入力に慣れないため時間がかかる(72%)」「閲覧・入力可能なPCなどの端末が少ない(67%)」「一部手書きの業務があるなど一元管理できていない(56%)」「ICTシステム導入に際して十分な研修やレクチャーがない(56%)」「ネットワーク環境が悪く業務に時間がかかる(56%)」などが挙げられている。

 

保育園のICT化については、保育士の業務簡略化・負担軽減に役立つ要素があるにもかかわらず、環境整備の不十分さや、レクチャー、フォローの不足から、現場がそのメリットを十分に享受できていない現状が伺える。

今後、保育士業務においてICTシステムを活用していくためにも、「ただ導入すれば良い」というものではないことを理解し、現状の課題について、改善を図ることが重要なのではないだろうか。

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