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テクノロジー
2017.07.04

エヴァ貞本氏が語る、日本にしか作れないVRの可能性
コンテンツ東京2017レポート

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2017年6月28日から6月30日の期間で、東京・江東区にある東京ビッグサイトにて、コンテンツビジネスの国際総合展である「コンテンツ東京2017」が開催された。

初日となった6月28日には「『日本にしか作れない』VRコンテンツとは? ~世界のVR最新動向と、日本が戦う道~」と題して、アニメーションプロデューサーである竹内宏彰氏と、「新世紀エヴァンゲリオン」をはじめとした数々のアニメのキャラクターデザインや漫画執筆などで有名なガイナックスの貞本義行氏が登壇。日本独自のVRコンテンツの可能性について講演した。

竹内氏は30年近くアニメーションに携わっている経験から、コンテンツの成功に必要なのは「創造」とそれを発展させる「技術」、「世界」への展開の3原則があると語る 。

例えばテレビゲームであれば、優秀なクリエイターたちがいて、そこに独自のプラットフォームを通じて世界ブランドをつくってきた。スマートフォンも同じで、スティーブ・ジョブズという天才が技術を与えられたことでiPhoneを生み出し、世界的なブランドを確立してきた。このため、日本のアニメに新しい技術をもたらすとともに、世界を見据えた展開を与えることが必要となってくる。 「グローバル市場を目指すには、クリエイティブとテクノロジーの融合が重要だ」(竹内氏)。

アニメーションプロデューサー/テイク・ワイ代表取締役/金沢工業大学客員教授/国際声優協会理事 竹内宏彰氏

貞本氏はディズニーやピクサーの3Dアニメは、やはり日本のものとは異なると語る。これらはあくまでも3D前提で作られており、日本の作り方とは異なる。「日本の2D技術を生かした3Dアニメというのはあるのではないか」(貞本氏)。自身が制作した、Perfumeを3Dキャラクターに使ったメルセデスベンツのCMを例に挙げながら 「日本オリジナルの、きれいな形の3Dはありそう。まだ開発されていないが」と指摘する。

ここで竹内氏は、貞本氏が指摘する2D技術を生かした作品の参考となりそうな例として、海外で作成されたVR映像「Pearl」を紹介。Googleにより作られたもので、車の中の視点で語られる、ある少女とお父さんの一生の物語を5分くらいのアニメにした作品だ。アカデミー賞の短編アニメーション部門にもノミネートされたという。

 

もう1つ紹介されたのが、WITHINが制作した「KINOSCOPE」という作品。影絵のような要素が配置されており、360度の視点で物語が描かれる。先ほども述べたように3Dを前提として作られておらず、どちらも日本伝統の2Dの平面的な映像でVRを作り上げているのが特徴だ。

 

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