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ライフスタイル
2017.05.27

AIがエゴサーチ結果で採用企業とマッチング
総額1億円の資金調達を果たしたHR Techサービスのオープンβ版が提供開始

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いま、転職業界では売り手市場だという。特にITエンジニア人材は、あらゆる業界のデジタルシフトが進む中で求人案件も非常に多く、著名なエンジニアの転職が話題になるなど、注目を集める状況にもなっている。

そうした動きを促進しそうなサービスが、この度オープンβ版として公開された。「scouty」はエンジニアを対象とした、日本初のAIヘッドハンティングサービス。ネット上に公開されている情報を基に、AIがエンジニアの能力を自動分析し、その人に最適な企業をマッチングさせる。

 

scoutyのAIは、転職候補者の情報をインターネット上のSNSや技術情報共有サービス、ブログといったオープンデータから取得し、それぞれを紐づける。そのため転職希望者は登録も不要、履歴書も不要。普段から情報発信をしているだけで、本人も気づかないような能力や志向性をAIが見つけてくれるという。

また、scoutyのAIは同時に企業情報もオープンデータから取得。さらに過去の成約データを活用した独自のマッチングアルゴリズムを用いて、その企業のカルチャーや要件に最適な人材を約80万件の候補者データの中から探し出す。

これによって、転職希望者と採用企業のミスマッチを減らすことを目指している。

なお、よりマッチング精度を高めたい場合は、scoutyのサイト上で「クロール申請」を行うことで、企業からのスカウトを受けやすくなるという。現在はエンジニアの募集に積極的な企業のスカウトが中心ではあるものの、非エンジニアでも申請可能だ。

採用企業にとってのメリットも

これまで、採用を行なう企業では、人事担当者が人力で候補者抽出やデータベース化を行なっていた。しかし、scoutyを使えば、AIがその作業を肩代わりしてくれるばかりか、日頃から情報発信を行なっている活動が活発なエンジニアへのアプローチが可能となる。

また、転職候補者の潜在層は積極的な転職意志を表明しておらず、企業からのアプローチが困難で、一般的には転職サイトなどに登録しているような顕在層へのアプローチに限られていた。

しかし、scoutyでは機械学習や自然言語処理などAI関連技術の応用により、転職候補者が次に転職しそうな時期を予測。最適な時期にスカウトメールを送れるようになるという。

HR Techへ集まる期待

ライフスタイルの多様化が進み、「働き方改革」が叫ばれるようになってきている現代。より、自分に合った働き方を求めて転職を考える人も増えている。

しかし、これまでの転職サービスでは転職希望者も採用企業も限られた情報の中でお互いを判断するしかなく、場合によっては入社後にミスマッチが顕在化し、再び転職を考える事態になることも少なくないようだ。

こうした事態を解消する技術として「HR Tech」が注目を集めている。HR(Human Resources=人的資源)に関連する技術という意味だが、今は主にAIによるマッチングや就労意識の分析などを目的として、活用が期待されている。

これからますます、AIの導入が進みそうな領域として、注目したい。

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