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テクノロジー
2017.05.14

完全自動運行機能の開発など “追従運搬ロボット”が進化
サウザーのIoT対応でさらなる効率化を可能に

物流・製造・サービス業でのさらなる効率向上や、人手不足解決のために活用される自動追従運搬ロボット「サウザー」の、IoT対応および完全自動運行機能の開発を開始した。

「サウザー」はロボットメーカーのDoog(ドーグ)から発売された、人の運搬作業を補助するロボット。2015年の発売開始より、既に数多くの現場への本格導入・試験導入が進められてきた。「人や台車の自動追従機能」と「無人での自動ライン走行機能」で、1台2役の使い方ができる。

追従運搬ロボット【サウザー】

サウザーの稼動実績

物流業の現場では、自動追従機能によるピッキング作業の効率向上や運搬作業専従者一人当たりの搬送量増加を目的とした導入が進んでいる。無人ライン走行は所定区間の搬送自動化を目的とした運用だけでなく、ID情報を埋め込んだRFタグから、電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によって情報をやりとりするRFID技術を活用した試みも始まっている。RFID読取り機の搭載による棚卸業務や、RFID読取りゲートを所定速度で通過することによる搬入出物の管理にも活用可能だ。

製造業の現場では、屋外環境を含む建屋間移動における太陽光・暗闇・路面凹凸・スロープでの走行能力を活かした搬送業務の効率化を目的に、導入する事例が多い。また、健常者のみならず、障がい者も対象にした作業負荷低減・労務環境改善に活用される事例もある。

サービス業の現場では、シンガポールのチャンギ国際空港での本格運用が始まっている。広大な敷地に点在するラウンジ向けの飲食物運搬を効率化するために、6台のサウザーが公共環境で既に運用中。さらなる効率化のための追加導入も計画されているようだ。茨城県のつくば市役所内でも多様な公務における運搬効率化を目的にサウザーが試験導入されている。

IoT対応で完全自動運行などのさらなる効率化

これまではレーザーセンサにより追従対象を区別する方法で稼働させていたが、IoTに対応することで、タブレットなどから遠隔操作できるようになる。自動追従機能に加え、遠隔操作が行えるようになれば、大規模な作業現場では遠隔地からの呼び出し指示や目的地への配車指示、さらには配車最適化アルゴリズムに基づく高度な自動配車の対応が可能になる。IoT対応は今後も拡張が予定されており、2017年度中には無線LANによるタブレット端末との連携や、クラウドサーバ上で稼働する大規模運行管理システムを用いた効率的な完全自動運行も予定している。

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