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イノベーション
2016.09.24

バーチャルの新時代は触覚に注目! 身体性メディアで進化する未来のエンタテインメント

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日本最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ2016」が9月15日から9月18日の4日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された。2016年はVR元年とわれるだけあり、会場内にはVR専門コーナーが初めて設けられ、VR対応のさまざまな端末やソフトが展示されていた。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントブースでは、10月に発売される「PlayStation VR」のブースを用意。「バイオハザード7 レジデント イービル」や「アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション」など、多数のVR専用コンテンツを展示しており、多くの来場者が新型機を体験しようと賑わっていた。

エンターテイメントの未来は“触覚”がキーワード

VR=仮想現実というと、いまのところヘッドセットをかぶり視覚情報だけのものがほとんど。

そんな中で「エンターテインメントの未来」というテーマのコーナーでは、東京大学高齢社会総合研究機構館研究室と慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の共同プロジェクト「Embodied Media Project」、「テレイグジスタンス」などが、触覚を重視したさまざまな「身体性メディア」などを展示。その名の通り未来のエンターテイメントを体験することができた。

からっぽのコップにリアルな触覚を伝達

「TECHTILE触感デザインプロジェクト」のブースに展示されていたのは2つの紙コップ。このうちの1つにビー玉を入れると、なんと、もう1つにも同じ振動を感じることができるという。

ビー玉だけでなく、水を注ぐ感覚や小石などさまざまな触覚を再現。

1人でラリーが楽しめるPingPong AiR

振動触感デバイスをモジュール化して卓球ラケットに組み込んだ「PingPong AiR」

ラケットを振ると玉を打ったような手ごたえがあり、一人なのにまるでラリーをしているような感覚を味わえる。

さらにラケットとセットで、動き・圧力・曲がりなどの情報を集め、 無線でスマートフォンに送るモーションセンサーが埋め込まれた富士通の「Interacitve Shoes Hub」を入れた靴を履けば、動くたびに“キュッ”と音が出るので体育館にいる気分も楽しめるそう。


今後さらに開発を進めばネット上で遠くはなれた人と、VR上でリアリティのある卓球試合をすることも可能になるのだとか。

全身でゲームの世界に浸れる共感覚スーツ

「Synesthesia Suit(シナスタジア・スーツ)」は、VRビデオゲーム作品「Rez Infinite」の共感覚的なコンセプトを体現するために制作されたスーツ。26の振動子によって音楽を振動として全身で体感できる。

振動には質感が伴い、弦楽器や太鼓で弾かれたり叩かれたりする感覚などを再現。その質感に合わせてLEDの色や光のパターンがシンクロすることで、音楽を耳だけでなく触覚や視覚として体感できる共感覚スーツとなっている。

リアルタイムで視点がロボットに切り替わる

テレイグジスタンスが開発した「TORSO」は、ヘッドマウントディスプレイを装着すると、視点がロボットに設置されたカメラ側に切り替わる。ただ視点が切り替わるだけでなく、自分がアタマを動かすとロボットも同じように動くので、ロボット側から見た風景をリアルタイムで楽しめる。

視点はロボットなので、左側を向くと自分自身が見える不思議な体験が味わえる。

今回「未来のエンターテイメント」コーナーに展示されていたものは、どれもエンターテイメントの枠をこえ幅広い分野での活用が期待できるものばかり。ここ数年の間で飛躍的に進化したVR技術。バーチャルの世界でリアリティのある体験ができる時代はすぐそこまで訪れている。

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