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イノベーション
2016.09.21

IoTビジネスモデルを支える“自動認識技術”最新事情

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IoTを活用するとき、個体認識やビッグデータなどの情報管理は欠かせない。ICタグ、バーコード、磁気カード、RFIDなどからデータを取りこむ自動認識技術は、アパレルや医療、物流、生産など、あらゆる分野で大きな需要をもたらしている。

9月14日から16日の3日間、東京ビッグサイトにてIoT時代のキーテクノロジーをテーマに、最新の自動認識技術が集まった「第 18 回⾃動認識総合展 AUTOID & COMMUNICATION EXPO 2016」が開催された。

先進的な自動認識システムで商店街の活性化も

今回は105社の企業が出展し、それぞれの最先端技術を紹介。その中で、自動認識技術やシステムの発展と普及・啓発を目的として、自動認識関連の技術やシステムを表彰する「自動認識システム大賞」も発表された。

大賞を受賞したのは非接触ICタグをリストバンドに埋め込んだウェアラブルデバイスの一種「スマイルタグ」。

商店街活性化などを目的に開発されたスマイルタグは、沖縄ツーリスト、ユービックシステム、サトーマテリアル3社が連携したリストバンド型NFCタグサービスだ。

電子マネー、ゲーム、クーポン、免税書類作成サービスなどを一本のリストバンドで実現。幅広い年齢が活用でき、観光客の利便性アップやエンターテイメントの提供、店舗の受け入れ体制強化を図っている。すでに取り入れている那覇国際通り商店街では、すでに100店舗近い加盟店あるという。

 

ハンズフリー認識のカラーバーコードで工事現場も効率化

優秀賞を受賞したのは日清とワム・システム・デザインによる「Color Gate System~動作管理システム~」。Color Gate Systemは、タブレットやネットワークカメラにカラーバーコードをかざすことで、入退場や労務・安全衛生の管理をおこなえる。

3×9マスで色を組み合わせたカラーバーコードは、画像データで提供されるので利用者は好きなサイズや形式で印刷をおこなえる。シールタイプにしてヘルメットに貼るなどすれば、ハンズフリーでの認識も可能だ。


一度にたくさんのバーコードを認識できるので、施工箇所が広範囲または複数ゲートで入退場が発生する工事現場などで、管理業務をより効率的に発揮してくれる。

たなおろしの自動化は当たり前。自動認識で加速する業務の効率

受賞作品以外にも注目度の高いものが多く、各社のブースにはたくさんの人々が集まっていた。

帝人が展示していたレコピックは、たなアンテナを利用してアンテナ近くのICタグのみを読みとるというもの。たなから在庫を出し入れするだけで自動的に管理してくれる優れものだ。物品検索と探索時間の削減、たなおろしの自動化、不正利用や情報ろうえいの防止などの利点があることから、企業や機関のほか、病院での管理業務にも導入されているのだそう。

左)ICタグを設置した在庫の状況をリアルタイムで把握
右)シート状のアンテナ

シャープのブースでは、ロボット×スマホで話題となったモバイル型ロボット電話「ロボホン」を展示。
顔認識機能によりユーザーを判別し、名前を呼んで話しかけてくれる。ユーザーの利用状況やプロフィールなどを学習することで、『ロボホン』が話す内容が次第に変化、成長してより自然なコミュニケーションが可能となる。

東芝テックのRFIDたなおろしロボットは、無人自立走行技術と自動認識技術の組み合わせで各種確認業務の自動化を実現した。

今ではSuicaやICタグ、QRコードなど、身近なところで当たり前のように使われている自動認識技術。IoTビジネスのイノベーションを支える重要な要素として、自動認識機器は今後さらなる規模の拡大が期待されている。

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