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イノベーション
2016.09.15

自動車が端末に? コネクテッドカーで自動運転の時代はすぐそこに。

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かつて、遠い未来の話だと思っていた自動運転技術。今では世界の自動車メーカーが技術開発を行いその競争は日々激化している。

自動運転を実現化するための布石ともいえるコネクテッドカーは、IoTによって自動車そのものが端末となり、さまざまなものとつながっている。車のメンテナンス状態や、周囲の道路状況などの様々なデータを車に搭載したセンサーにより取得し、ネットワークを介して集積・分析することで、新たな価値を生み出すことが期待されている。

コネクテッドカーへの高まる期待

平成27年度の総務省が実施したコネクテッドカーの利用意向アンケート調査によると、「利用したい」あるいは「利用を検討してもよい」と回答した人の割合が過半数の52.5%に達した。このことからもコネクテッドカーに対する期待が高いことがわかる。

9月8日に日経BP社が開催した「自動車未来サミット/モビリティーNEXT 2016」では、トヨタIT開発センター 代表取締役社長 谷口 覚氏が登壇し、つながるクルマの進化についてや、どのようなスマートモビリティ社会が実現しようとしているのかなどを解説した。

「つながる化」を推進するトヨタの戦略とは

トヨタは、クルマの「つながる化」を推進するため、現在は国・地域で仕様が異なっている車載通信機を、2019年までにグローバルで共通化。2020年までに日本・米国市場で販売されるほぼ全ての乗用車に搭載していく計画をたてている。

また、KDDIと協力し、「つながるクルマ」の通信プラットフォームを構築しているITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)技術で他の車や歩行者、道路などと「協調」し、交通事故ゼロ社会を目指す。

コネクテッドカーの時代はすでに入り口まで差し掛かっており、走る・止まるの機能以外に“つながる”のが当たり前の世界になっていくと語った谷口氏。道路を走行しているコネクテッドカーをセンサーとして活用することで、常に変わり続ける道路環境など様々な情報を取得。これにより自動運転を実現していくにあたり欠かせない、高精度の3次元情報を持つダイナミックマップを作り出していくことが可能だ。

トヨタは自動運転の実現に向けて4つの課題を抱えているという。

①運転知能の実現
②自動運転対応車両技術
③人と機械の協調
④社会環境づくり

こういった課題をクリアしていくにあたり、さまざまな実験を行っているトヨタは、今年の1月、米カリフォルニア州シリコンバレーに「トヨタ・リサーチ・インスティテュート」(TRI)を設立。今後5年間で総額10億ドルを投資していく。

TRIでは、事故を起こさないクルマ、誰もが移動の自由を享受できるモビリティ、高齢者の尊厳ある老後をサポートするロボットなど、人と協調できる人工知能技術の開発に取り組み、より豊かな社会を目指していく。

目覚ましい発展を見せるコネクテッドカー。今後さらに普及していくことで車の安全性・社会性・利便性が高まり、自動運転はより現実的なものになってきている。

トヨタ自動車
http://toyota.jp/?ptopid=hea

トヨタIT開発センター
http://www.toyota-itc.com/

トヨタ・リサーチ・インスティテュート
http://www.tri.global/

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