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2019.06.04

5G時代になると何が変わるのか?「Engadget meetup feat. TechCrunch」イベントレポート

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月1回の恒例イベント、「Engadget meetup」が5月31日(金)に開催されました。今回は「featuring. TechCrunch」と題し、Engadget 日本版と兄弟メディアTechCrunchの共同開催。テーマは「5G時代のガジェットとIoTをちょっとマジメに考えてみる」です。5Gとはそもそも何なのか、それで何ができるようになるのかをわかりやすく説明するトークセッションが開催され、5Gを知る有意義な機会となりました。 ドコモが考える5Gサービス イベントは、ジャーナリストの石川温 氏とドコモの5Gイノベーション推進室 奥村幸彦 氏のトークセッションからスタート。5Gの基本的な話から、今年後半に予定されているドコモの5Gプレサービスがどのように展開されるのかなど、普段あまり聞く機会がない貴重なお話をうかがえました。 ▲NTTドコモ 5Gイノベーション推進室 奥村幸彦 氏 米国や韓国ではすでに5Gの商用サービスが開始されており、世界各国もこれに続いてサービスインを予定しています。しかし、日本は2019年9月のラグビーワールドカップ開催に合わせてプレサービスを開始、そして商用サービス開始が2020年春予定。世界の動きから遅れているのではと指摘されています。 ▲ジャーナリストの石川温 氏 これに対し、ドコモの奥村氏は遅れているわけではなく、そもそも1番になることも考えていないと言います。 実は世界初の商用セルラーサービスを開始したのはドコモでした。また、3Gでも世界初にこだわりサービスを開始したものの、先行し過ぎたために苦労もあったようです。こういったこともあり、現在は世界初にはこだわっていないのだとか。 関連記事: 日本の5Gは遅れているの?ドコモ5G推進室長に素朴なギモンをぶつけてみた 【#MWC19】 「日本の5Gは周回遅れ」という論調への異論:本田雅一のウィークリー5Gサマリー また、携帯電話システムはおおむね10年ごとに大きな進化を果たしており、5Gも今後10年は継続すると考えられます。このため、開始時の数か月の遅れはどうということはないだろうとのこと。 そんな5G。何かまったく新しい通信方式なイメージがありますが、実際には既存の4G(LTE /LTE-Advanced)の延長にある技術と、過去のしがらみを捨てた新しい仕様(NR)を組み合わせたものなのだそう。そのため既存の4G端末でも5Gの恩恵は受けられるようです。 ところで、5Gの特徴と言えば「高速大容量」「低遅延」「多数接続」の3つ。これを活用した例としてスポーツ観戦の方法が変わるという話が挙げられていました。 たとえば、サッカーのフィールド上に複数のカメラを設置し、リアルタイムに自分が観たい選手を追いかけるといったことも将来的にはできるようにしたいと奥村氏。そもそもスタジアムに行かなくても、臨場感ある体験が可能になるだろうとも言います。 エンターテイメント以外では、遠隔医療の可能性も検討されているようです。実際に、東京での診療を和歌山からリアルタイムにサポートするといった検証も行われています。 他にも複数の企業や地方自治体と提携し、新サービスを模索していることが語られました。5Gが本格的に普及すると、それに合わせた新しいサービスもどんどん生まれてきそうです。 5G時代のxR事情 続いては、xRコンテンツプロデュースやイベントの運営などを手掛けるバルスの木戸文祥 氏とTechCrunchの吉田副編集長とのトークセッション。 ▲TechCrunch Japan 吉田 副編集長 バルスは、バーチャルキャラクターの企画から楽曲作成、必要な技術の開発・提供や動画、イベントの運営までワンストップで手掛けている企業です。 関連記事: xRプラットフォーム構築のバルスが3.5億円調達、B向けへの応用にも期待 | TechCrunch Japan ▲バルスの木戸文祥 取締役 中でもバーチャルアーティストによるライブ活動を行うためのプラットフォーム「SPWN」に力をいれているようです。 そんなバーチャルアーティストによるライブイベントですが、これまでは、全身のモーションキャプチャーシステムがある秋葉原のスタジオとライブ会場を専用回線で結ぶ必要があったのこと。この工事には2~3か月かかるとのことで、準備に時間がかかっていました。しかし、これが5Gになれば、専用線を敷設する必要もなくなるわけです。 実際、ドコモの5G Open Partner Programに参加し、2018年8月に5G回線を使ったARライブも行ったと言います。 ただ、回線が5Gになったとしても専用スタジオでモーショントラッキングが必要な構造は変わっていません。この点に関しては、カメラ1台でモーショントラッキングが行える「どこでもVTuber」の開発が進められています。 市販のWEBカメラを使い、手の動きと瞬き、口の動きをトラッキングしています。 このシステム、起業からの引き合いもあり、無人店舗での遠隔接客や、研修や講義などでの講師、ECサイトでのバーチャル接客といった用途も考えているそうです。 5Gと組み合わせることで、今後さらに多様な使い方が出てくる分野だと感じられました。 最後はいつものように懇親会で締めくくり。当日の様子はハッシュタグ「#engadgetmeetup」でも投稿されているので、そちらもあわせてご覧ください。

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