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2019.03.15

au、睡眠を測るベッド用デバイスなどホームIoT新商品を投入:週刊モバイル通信 石野純也

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KDDIが、au HOME向けの新製品、新サービスを発表しました。販売が開始されるのは、INFOBAR型のベッド......ではなく、「睡眠モニター 01」や「スマートロック 01」「かんたんボタン 01」などの商品になります。 ▲INFOBAR型のベッド......と思いきや、実はフランスベッドと共同開発したホームIoT製品 写真のベッドは、新製品群の中の目玉で、フランスベッドが開発したマットレス。上記の睡眠モニター 01がセットになっており、ニューロスペースが開発した「Real Sleep」というアプリで睡眠状態を可視化できます。このデータをもとに、週1回のアドバイスも受けられます。睡眠の仕方を可視化することで、睡眠の質を改善していけるというわけです。マットレスの価格は、センサー込みで16万8000円です。 ▲「睡眠モニター 01」と「マルチセンサー 01」が付属 睡眠モニター 01は、スマートウォッチやヘッドギアのように体に装着する必要なく、マットレスに取り付けるだけと手軽。体に装着するセンサーの場合、そのせいで逆に「寝つきが悪くなってしまう人もいる」(ニューロスペース 代表取締役 小林孝徳氏)ため、こうしたデバイスが採用されたとのこと。採用にあたっては、他の仕組みとも比較し、「睡眠の解析で優れていて、かつリアルタイムでセンシングできる」(同)メリットがあることも分かっています。 ▲アプリで睡眠の質を計測したり、アドバイスを受けたりといったことが可能 マットレスまで買い替えるのはちょっと......思うかもしれませんが、睡眠モニター 01は単体の利用も可能。月額300円のオプションでニューロスペースのアドバイスも受けることができ、単体での価格は2万5000円になります。KDDIによると、マットレスとの差分は、「床内温度が取れるかどうかで、単体で利用いただくときは、それ以外の睡眠に応じたアドバイスを受けられる」とのこと。マットレスの角度を変えられる点も、一般的なベッドの違いになります。 ▲「睡眠モニター 01」は単体で購入可能 ベッド以外では、スマートロック 01も注目したい商品といえます。これまでのau HOMEには、開閉センサーがあった一方で、スマートロックがラインナップされていませんでした。万が一ドアが開いたままであることが分かっても、出先では何もできなかったのです。家にすぐ戻れない場合、ドアの状態が分かっているぶん、かえって心配になってしまうのが難点でした。 ▲スマートロックも発売する 新たにスマートロック 01をラインナップに加えたことで、こうした問題が解決されます。サービス開始から約1年半程度経っていますが、スマートロックまでそろい、ようやく"HOME"と銘打つだけのことができるようになったといえるかもしれません。HOMEという意味では、「スマート電球 01」や「火災報知器アダプタ 01」も発売され、ラインナップが充実してきている印象を受けました。 ▲「スマート電球 01」と「火災報知器アダプタ 01」 ちなみに、スマートロック 01は、サムターンを外して取り付けるタイプのモノで、ねじで止める仕組み。「取り付けは非常に簡単にできる」(KDDI 商品・CS統括本部 副統括本部長 山田靖久氏)といいますが、こういった組み立てが苦手な人のために、有料の訪問設置サポートも用意されています。 これらに加えて、「かんたんボタン 01」も発売されます。このボタンは、家に設置しておき、押すとスマホに通知が飛ぶのが主な特徴。まだスマホを持っていない子どもが家に帰ったときに押し、親がそれを核にするといった利用シーンが想定されています。また、販売中の「赤外線リモコン 01」と組み合わせることで、家電の操作も行えます。他のau HOMEデバイスと比べると、デザインにも可愛げがありつつもシンプルに仕上がっているため、電気のスイッチ横などに設置しても、違和感がなさそうです。 ▲デザインにもこだわりがある「かんたんボタン 01」 ホームIoTをうたって登場したau HOMEですが、デバイスのラインナップが少なく、月額490円払う価値があるのか疑問視する声もありました。筆者も、正直なところ、当初のラインナップであれば、個別にIoTデバイスを買った方がいいと感じていました。ただ、ラインナップが徐々に広がり、auのプラットフォーム上でそのすべてを一元管理できるメリットが、徐々に出てきている印象はあります。 残念ながら、現時点での契約者数等は「非開示で、数字は割愛させていただきたい」とのことで、発表会では勢いが分かりませんでしたが、KDDI広報部によると、「加入のスピードは、昨年度に比べて約3倍に上っている」といいます。また、加入した人の利用頻度も、「約2倍に上っている」とのこと。auひかり以外の回線に対応したり、Google Home、Amazon Echoでの音声コントロールが可能になったりと、徐々にサービスをブラッシュアップしている成果は出ているといえるかもしれません。 ▲契約者の総数は非開示だが、利用率は徐々に上がっているという KDDIはau IDのオープン化を発表していますが、au HOMEが魅力的なプラットフォームであれば、他キャリアのユーザーも取り込めるようになるはず。ドコモやソフトバンクでは、同種のサービスがないだけに、上手くいけば、他社と差別化する際の武器にもなりそうです。 ただ、商品ラインナップはまだまだこれで十分というわけではないように感じます。リモコンがあるため、ある程度家電の操作はできますが、たとえばレコーダーを遠隔操作できたり、ロボット掃除機を操作しておいたりといったことは実現していません。手軽に家の中をIoT化できるのはau HOMEのメリットですが、どこかの家電メーカーと連携して、大々的にラインナップを増やすなどの取り組みがあってもいいのではと思った次第です。

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