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2016.11.14

スマート冷蔵庫にインテリア、おとなり韓国ですでに稼働しているIoT機器
「Korea IT EXPO 2016セミナーレポート」~後編~

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先日、「Korea IT EXPO 2016」で開催されたセミナー「韓国 IT 最新動向」の前編として「韓国は今」をテーマに、現在の韓国におけるIT事情をお伝えした。

セミナーの講師はITジャーナリストで東京大学情報学環特任助教、KDDI総研特別研究員など多数の肩書を持つ趙章恩(チョウ・チャンウン)氏。同氏は日本の各メディアに韓国やアジアのIT事情を日本と比較しながらわかりやすく伝えることで定評がある。今回は後編をお伝えしよう。

世界初のIoT専用モバイルネットワーク

趙氏いわく、現在の韓国はモバイルネットワークも発展してきているとのこと。5G通信の商業化を目指し、2018年の平昌(ピョウンチャン)冬季オリンピック前に開始するべく、研究が進んでいるそうである。

韓国大手キャリアであるKTでは、5G通信でサポートされる優れたセキュリティ機能を試す試みとして、実証実験を行っているという。社内に入るときに専用の端末にタッチすることで、社内専用のWi-Fiに切り替わり、たとえば会社が禁じている無料のWebメールサイトにはアクセスできなくなったり、カメラが起動しなくなったり、とそういう5G通信に含まれる機能を有効にできるとのことだ。

5G以前には、そういう機能がなかったため、カメラに目隠し用シールを貼ったり、Webサイトにアクセスできないようにアプリをロックしたりと、なかなか面倒であったそうだ。5Gになると1回タッチして会社に入ればよくなり、会社を出るときには再度タッチするだけで元に戻せる。仕事でもプライベートでも5G対応端末は便利ということがわかる。

また5G通信は日本で言うと2010年の通信速度と比べ100倍の速度、1,000倍の大容量化を目指しており、これまでより大きなデータを扱うことができる。たとえばホログラム映像によるスキーのジャンプなどのスポーツ中継ができるのではないかと期待が高まっているという。

また韓国のSKテレコムでは、世界で初めてIoT専用ネットワークを商用化したそうだ。

これは「LoRa(ローラ)」と呼ばれる専用サービスで、1回線あたり月額100円未満でIoT専用ネットワークを利用できるという。非常に低コストだ。

韓国では5G通信を2018年の冬季五輪前に普及させる予定である

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