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ライフスタイル
2018.08.18

約70%のシニア女性が「スマホで幸福度アップ」と回答
シニア対象のスマートフォンに関する調査結果が発表された

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7月31日、パソコン教室を運営する株式会社わかるとできるが、全国の60歳以上の男女400名を対象に行なった「スマートフォンとライフスタイル」に関する調査結果を発表した。

それによるとスマートフォンがあることで生活の幸福度が上がったかどうか、という質問に対し、全体の56%(225名)が「幸福度が上がった」と回答したとのこと。性別で分けると女性の69%、男性の43%が幸福度(※)が上がったと回答している。女性は男性よりも、スマートフォンがあることで幸福を感じる割合が大きいという結果に。反面、幸福度に変化がないと回答した人は全体の44%(175名)という結果になった。

(画像はプレスリリースより引用)

(画像はプレスリリースより引用)

また、同調査によれば幸福度が上がった人ほど、家族や友人との連絡頻度が高いことも分かっている。スマートフォンによって生活の幸福度が上がったと回答した225名(全体の56%)のうち、40%が「家族や友人との連絡頻度」は週4回以上と答えている。反面、幸福度に変化がないと回答した人のうち、最も多い31%は「月に1回未満」と答えている。

(画像はプレスリリースより引用)

(画像はプレスリリースより引用)

さらに「スマートフォンにしたことで嬉しかったことや良かったこと」については下記のように、36%が「コミュニケーションが増加」したと回答している。

・学生時代の友人との連絡が復活した(60代 男性)
・娘家族が海外転勤になったので連絡が取りやすい。(80代 男性)
・動画が送れ、見られる。若い子との交流が増えた。(70代 男性)
・連絡の取れなかった人と取れるようになったしSNSで友達が増えた。(70代 男性)
・LINEをはじめて皆に手軽に連絡できるようになった。(70代 女性)
・家族との連絡が密になった。友人とのやり取りが増えた。友達が増えた。(60代 女性)
・LINEが使えるようになって、写真の送受信が簡単になった。(60代 女性)
・家族との連絡が簡単にできる。(80代 女性)
・留学中の孫からの写真入りメールは、家族みんなが楽しめた。(80代 女性)
・離れて暮らす孫の動画が見られ、テレビ電話が出来る。(70代 女性)

加えて興味深いのが、「スマートフォンは生活必需品か」という問いに対し、男女で明確な差がみられることだ。

全体では60%が生活必需品(“絶対に必要”、“もしくは必要”)だと回答しているが、性別で分けると女性は69%、男性では51%が生活必需品だと答えている。シニア層では女性の方がより、スマホを「手放せない存在」だと捉えていることが分かる。

(画像はプレスリリースより引用)

(画像はプレスリリースより引用)

スマートフォンにしたことで嬉しかったこと、良かったことについては下記の通り。それぞれスマホならではの機能やアプリを使いこなしていることが分かる。

・音声で簡単に検索ができること。(80代 男性)
・道案内や乗換えを直ぐ調べられるところ。(70代 男性)
・インターネットが見れる。(60代 女性)
・孫の動画を撮りほうだい。(70代 男性)
・最新ニュースが見られる。注目のスポーツの進行状況が判る。(80代 男性)
・クーポンやポイントがもらえる。(60代 男性)
・カメラ撮影が鮮明で綺麗(70代 女性)
・ネットショッピングができる。(80代 女性)
・チケットレスで旅行が出来る。(70代 男性)
・ゲームができること。(70代 女性)


一方で、スマートフォンに苦戦しているシニアの声も。

・使い方に慣れず苦闘している。(80代 男性)
・パソコンと同じように利用したいが私には出来無くて困っている。(60代 女性)
・まだ操作に慣れてない。(60代 男性)
・もう必死に使っています。嬉しいなど感じる暇ない。(70代 女性)
・年寄りにとって、機能を十分に使うのはとても難しい。待ち時間なく、要領よく手軽に教えてくれるサービスステーションがほしい。(90代 男性)

デジタルネイティブと呼ばれる世代を中心に、「若者の物」というイメージが強いスマートフォン。しかし現在、60歳以上のスマートフォン所有率は約半数に達したと言われている。

タッチパネルによる直感的な操作は、いわゆるシニア向けフィーチャーフォンよりも扱いやすいという意見もあるだろう。スマホを使ってのSNSやビデオ通話によるコミュニケーションは、固定電話やフィーチャーフォン、PCでメールを打ったり電話をかけたりするよりも、ずっと手軽でお得だ。

スマートフォンのありとあらゆる機能を使いこなせるようになる必要はない。LINEでメッセージを送れるようになるだけでも「スマホにして良かった」「幸福度が上がった」と感じられるであろうことは想像に難くない。

一方で、スマートフォンを手にしたものの、使いこなせず悪戦苦闘している人も存在する。これまでのような若者とシニア間ではなく、シニア間における情報格差が広がりつつあるのだ。今後、ますますスマートフォンはシニア世代の中でも「持っていれば便利」「使えれば便利」な物から、「持っていて当たり前」「使えるのが当たり前」のツールになっていくだろう。そうなった時、今「使いたいのに使い方が分からない」と感じているシニアの不満はいっそう高まっていくことが予想される。

その不満を解消し、情報格差を埋める方法は「スマホの使い方を教えてくれるサービスステーション」を普及させることに留まらない。スマホを使わずとも、スマホと同程度の手軽さで、スマホで得られるものと同品質の情報を得られるプラットフォームが待たれるところだ。今流行りのスマートスピーカーをはじめとする音声プラットフォームが、あるいは今後その役割を担っていくのかもしれない。

音声操作を「恥ずかしい」と感じる人が多いという日本人の国民性もあってか、一家に一台レベルでの普及にはもう少しかかると目されるスマートスピーカー。スマホになじめなかったユーザーにとっての「生活必需品」になれるのかどうか、今後が気になるところだ。

※幸福度:同調査では、いかに「生活が楽しく豊かで、便利になったか」を幸福度としている。

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