IoT(Internet of Things)の最新ニュースや企業&ベンチャー事例(ケーススタディ)ほぼ毎日掲載
イノベーション
2016.11.02

10年間で実に1,440兆円の経済価値。IoTの導入が新たなビジネスを作れる時代到来!

BY

 

2016年10月27日(木)、東京コンファレンスセンター品川において、リニアテクノロジー株式会社の主催による「第3回ダスト・コンソーシアム発表会」が開催された。前回のレポートでは東京大学先端科学技術研究センター森川博之教授による基調講演を紹介した。

次いで基調講演に登壇したのが八子知礼(やことものり)氏だ。八子氏といえば「(元)シスコの八子さん」「Mr.IoT」で知られる。いわば「IoTエヴァンジェリスト」とも言える存在だ。前職のシスコシステムズ合同会社のシスココンサルティングサービスシニアパートナーを辞し、現在はウフルの上級執行役員IoTイノベーションセンターの所長を務める。

Mr.IoTによる「IoTで創る新たなビジネス ~クラウドとエッジが相互連携する世界~」と題した基調講演を紹介しよう。

IoTは「すべてをつなぐ境目のない世界」

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)は、言葉ははっきりしているが、何を指すのかいまいち掴みにくい。八子氏によれば、ウフルはIoTを「モノごとのインターネット」と捉え、「すべてをつなぐ世界」と考えているという。八子氏が前職のシスコにいたときには、IoTではなく「Internet of Everything」(IoE)と定義し直していたそうだ。

「IoTをモノだけにこだわってしまうと、どうしても小さなマーケットになりがちになってしまう」(八子氏)。あらゆる“モノごと”が繋がっていく世界は、いわば境目がなくなっていく世界であるというのだ。

コンテンツ? 広告? どっち?

では、どういった境目がなくなっていくのだろう? たとえば「社内と社外との境目」。これはソーシャルメディアによって完全になくなりつつある。と八子氏。

そして「広告とコンテンツとの境目」。八子氏によるとここが新たなビジネスチャンスに直結する部分となる境目だという。現在すでにスマホのゲームやアプリでは、ゲームなのかアプリなのか、広告なのかの境目がなくなってきているそうだ。

そしてあらゆるモノごとが情報として集められ、売られているという。たとえば位置情報の送信を許可したスマホアプリを使っていれば、ユーザーは位置情報をアドネットワークに対してリアルタイムに流していることになる。

スマホアプリの会社の中には、そのデータをビッティングに掛けてリアルタイムに売却している会社もあるという。特定の位置“いまその場にいる人たち”の情報が、お金になっているのだ。

ユーザーがコンテンツだと思って使っていたアプリが「実は広告のプラットフォームだった」というオチ、CDを購入したら、それはコンサートへの誘導の導線だったというAKB48商法のようなビジネスモデルである。そうした形で、広告とコンテンツの境目がなくなってきているというのである。

ウフル上級執行役員IoTイノベーションセンター所長八子知礼氏

あわせてお読みください

注目連載

innovators 情熱のカラクリ
いまさら聞けないIoTの基本のキ
大辻雄介の「教育のIoT思議」

記事一覧

記事ランキング

  • 直近1時間
  • 昨日

IoTニュース”は、Mynd Engineを活用して、世の中のIoT関連の記事をまとめさせていただき、ご紹介させていただきます。