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テクノロジー
2018.04.04

トレーディングカードにもブロックチェーン
デジタル化した知財を流通させるプラットフォーム誕生

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交換(トレード)や収集(コレクション)のために販売・配布されているトレーディングカード。さまざまなキャラクターやデザインが印刷され、ゲームや観賞用として人気を集めている。

ゲーム用のリアル・トレーディングカードの国内市場規模は2016年に1,046億円。2014年からはデジタル・トレーディングカードの本格展開が始まり、世界市場規模は約1,500億円に達するという。

トレーディングカードはゲームでユーザー同士が対戦するばかりではなく、希少価値の高いカードなどコレクションを目的に収集するユーザーも。中には定価の何十倍・何百倍の値段がつくカードもあり、資産(アセット)としての側面も併せ持つようになっている。

ユーザー同士でカード交換をするニーズもあるわけだが、とくにデジタル・トレーディングカードの場合は、ゲーム運営会社が自身のサーバーで管理しており、ユーザーが自由にカードを交換できない、またゲームのサービスが終了するとカードも消失し資産価値がゼロになってしまうなどの課題がある。

そのような状況を背景に、コンセンサス・ベイスはトレーディングカードなどの知財をデジタルアセットとして流通させるデジタルアセット流通プラットフォーム「クリプトカード」をリリースした。仮想通貨の基盤技術としても使われるブロックチェーンによってデジタルアセットの価値を担保し、流通させるプラットフォームだという。

ブロックチェーンの世界では、「CryptoKitties」というブロックチェーン基盤イーサリアム上で動く、仔猫育成ゲームが話題になっている。このゲームに登場する仔猫は1匹ごとに異なるDNA情報を保持しており、デジタルアセットとしてブロックチェーンに記録されている。したがって、ユーザー同士が自由に仔猫を購入・育成・交配・売却することが可能になっているのだ。

クリプトカードを利用することで、ブロックチェーンの知見を持たない会社でも、CryptoKittiesのようにゲームのキャラクターやアイテムなどの知財をデジタルアセットとして流通させることができるとのこと。ブロックチェーン技術を使うことで、イーサリアム上に改ざんがほぼ不可能な形で登録・発行・流通ができるという。

これにより、サービス終了後もデジタルアセットはブロクチェーン上に存在し、価値が持続したり、デジタルアセットの発行数を管理することが可能。今後は、デジタルアセットにシリアル番号を付与できるようにすることも検討しているという。デジタルアセットは、トレーディングカード以外に、アイテムやスキン、イラストや写真などデジタル化された知財を想定している。

コンセンサス・ベイスでは、クリプトカードを利用した第一弾サービスとして、同社が発行者となるトレーディングカード販売サービス「CryptoCards」のβサイトをオープンした。まずは日本居住者を対象に、イーサリアムのRopstenテストネットにおいて仮想通貨Etherで発行カードを購入できるトライアルサービスを開始。国内外の規制等外部環境を踏まえながら順次、サービス機能を拡充していく予定だという。

今後もブロックチェーンは仮想通貨以外にも、我々の生活に広がっていきそうだ。

「CryptoCards」サービスメージ図

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