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テクノロジー
2016.10.26

堀江氏も登壇。経営者から見るIoTブームと、注目すべき領域

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2016年10月18日(火)に、東京ミッドタウンホールAで、「S-cubism IoTカンファレンス~2年後の未来を今、体感せよ!~」が開催された。

今回のイベントは、エスキュービズムとSテックがIoT領域に取り組んできた知見を活かし、IoT活用・導入ができていない事業者に新たな「気づき」を与えることを目的としている。

小泉耕二氏(IoT NEWS)、八子知礼氏(ウフル)、青木俊介氏(ユカイ工学)や、堀江貴文氏、板尾創路氏、レイザーラモンRG氏、トレンディエンジェルなど、さまざまなバックグラウンドを持つ豪華メンバーが登壇したカンファレンス。中でも注目度の高かった「IoT 時代の経営」についてレポートする。

登壇したのはコルクの佐渡島庸平氏(以下、佐渡島氏)、エスキュービズムの薮崎敬祐氏(以下、藪崎氏)、実業家の堀江貴文氏(以下、堀江氏)の3名。経営者から見るIoTということで会場中が注目している中、IoTブームについてどのように考えているかやどのような領域に注目しているかなどが語られた。

キャズムを超えるために必要な“マジックワード”としてのIoT

今回のカンファレンスは「今のIoTブームについてどう考えるか?」というお題から始まった。今のブームはIoT(Internet of Things)というワードが鍵になっている。

堀江氏はイノベーションが起きる時にキャズムを超えるには、IoTのようなマジックワードが必要だという。そんなIoTというワードの重要性について、自身の経験を交えて語った。

「RFIDタグの話を2000年代からしているけど、当時は誰も興味を持たなかった。『IoT』という言葉が認知されるようになってからGU(※)にICタグをつけてロードチェックアウトしようとかコンビニ各社がコンソーシアムを組んでICタグをつけて管理しようとなった」と堀江氏。

※ファーストリテイリングの子会社が製造・販売を行なう衣料品

堀江貴文氏

イノベーションが起こる背景には、このようなマジックワードの存在が重要になってくる。

「IoT」というワードに乗ってビジネスを行なっている側で、今回のイベントを主催したエスキュービズムの薮崎氏もマジックワードの存在は大きいという。

「エスキュービズムが立ちあがった10年ほど前は『Web 2.0』という言葉が流行った時代だが、当時のブームに似ている」と薮崎氏。

薮崎敬祐氏(エスキュービズム)

Web 2.0は、ブログやSNSで誰もが情報発信できるようなウェブの使い方を表すことば。今ではサービス自体が一般化している。IoTもサービスとして一般化していき、だんだん修練されてインフラになってくると見立てている。

注目すべき“遊び”や“エンタテインメント”の領域

Web2.0の頃から考えると、マジックワードともに産業が発展してきたわけだが、今後IoTによってどのように産業が変わっていき、経営者としてどのような領域に注目しているのかなど語られた。

「産業全体では考えてないが、遊びのあり方が変わってくると感じている。『ポケモンGO』はスマホやスマートウォッチが必要だったが、今後は服や靴にセンサーを埋め込み、リアルな場をドラクエなどのファンタジーの場として見立てて遊ぶことができるようになる。これまでは単調作業だったものをリアルに落とし込むことによって楽しめるようになるのではないか」と佐渡島氏。

佐渡島庸平氏(コルク)

経営していく時は領域として興味がないと続けられないので、最終的に遊びなどのエンタメ要素を大事にしていくようだ。

「これからは今まで予想しなかった生き方が当たり前になってくると思う。これまでは『信頼=お金』となっていたが、今後は『信頼=可視化できるSNSなどのツール』になっていき、キャッシュレスな世界が出来てくるかもしれない。そのような技術を抑えながら自分のやりたいことをやっていきたい」と自らの経営に対する想いも述べた。

やりたくないことをやらずに済ませる“IoT”

堀江氏はつまらない仕事や、やりたくない面倒な仕事を自動化してくれるのがIoTだと話す。コンビニのレジ打ちを例にみると、これまで手動で入力していた購入者情報を、顔認識システムによって高精度で判別し、情報を手に入れられる時代だと話した。

“今後の社会”は自身にとっての現在だと語る堀江氏。今は何かのマジックワードが出てこないと一般的にならないような取り組みを行なっているという。自分で体験し、楽しんだことや感動したことをオンラインサロンで紹介したり提案する仕組みづくりのようだ。

IoTというマジックワードの出現まで、水面下で起こっていたイノベーション。今はまだマジックワードのでてきていない遊びやエンタテインメントの分野でも、新たな動きが始まっているようだ。キャズムを超えるマジックワードとともにブームがくる日もそう遠くないのではないだろうか。

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