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テクノロジー
2018.01.26

VRでいつでも「ハローキティ」のテーマパークへ
サンリオピューロランドが「ピューロランドVR」をリリース

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1月25日、サンリオエンターテイメントはネットイヤーグループとクロスコの協力のもと、360度WEB VRコンテンツ「ピューロランド VR」をリリースしたことを発表した。

ピューロランドVRでは、まるで実際に「サンリオピューロランド(東京都多摩市の屋内型テーマパーク。以下、ピューロランド)」内にいるかのような臨場感を味わうことができる。

入口で「ハローキティ」をはじめとするサンリオキャラクターたちに出迎えられた後、パレードやショーを最前列で観覧したり、アトラクションの乗り物の中からの光景を楽しんだり、グリーティングスポットでキャラクターと身近に触れ合っているかのような体験をすることができる。

来場を後押しする他、パークまで足を運ぶことが難しい遠方の人に楽しんでもらうことも目的としているという。
いわゆる「360度動画」コンテンツなので、専用のヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)等は必要ない。ピューロランド公式ホームページの専用ページから気軽に閲覧することができる。スマートフォンからでもアクセスできるが、PCの方が閲覧しやすいだろう。

ピューロランドVRは、ネットイヤーグループが創業以来提供しているUXDの知見、クロスコの持つ360度映像技術を融合し、プラットフォームにはVRアプリや3D動画を容易に作成できる「InstaVR」を採用し制作されている。

見るだけで伝わる360度VRコンテンツの強みを活かし、インバウンドユーザー向けに多言語対応も想定しているとのこと。InstaVRの効果測定機能やピューロランドサイトのアクセス解析結果をもとに効果測定を行いながら拡充を図るとともに、季節ごとのスペシャルイベント限定コンテンツを配置するなどプロモーションへの活用も検討していくと発表された。

また、今回リリースされたピューロランドVRは360度動画コンテンツだが、別途iOS版・Android版が各ストアで配信されている「Sanrio Puroland VR」アプリでは、HMDを使用して視聴するデュアル(2画面)モードを選択することもできる(スマートフォン単体でも利用可能)。
 

(画像はプレスリリースより引用)

こちらも最前列からのパレードの模様を鑑賞したり、人気アトラクション「Lady Kitty House」内をキャラクターに案内してもらったりすることができる。HMDを使って鑑賞すれば、より臨場感を味わうことができるだろう。
 

(画像はプレスリリースより引用)

ピューロランドVR、Sanrio Puroland VR共に「体験の共有」というVRの強みを有効に生かしたコンテンツと言える。特にピューロランドのように、ライド系(乗り物系)のアトラクションではなく、ショー型のアトラクションが肝となるテーマパークでは、既存ファン以外にはなかなか見どころをアプローチし辛い面もあっただろう。

発表にもある通り、今後は定期的なアップデートによって季節ごとのイベントの雰囲気を味わえるようにしたり、実際に園内で行われているイベントと連動したコンテンツを配置する等していけば、潜在層にとってさらに魅力的なアプローチとなりそうだ。

今後も観光地やレジャー施設のプロモーションとして、360度動画やVRが用いられるケースは増加していくだろう。今回のピューロランドVRはかなり充実した内容だったが、レジャー施設が潜在層へのプロモーションとしてVRや360度動画を用いる際、コンテンツ自体は必ずしもリッチな物である必要はない。行ったことのない場所に行く場合に「普段の雰囲気を知りたい」「客層(やその服装)を知っておきたい」というニーズは大いにあるだろう。それらを満たすだけでも、遠方に住む潜在層にとっては心強い後押しとなるはずだからだ。

VRや360度動画によって、今はまだ埋もれている観光地や施設の魅力が再発見されていくことを期待したい。

・ピューロランド VR
https://www.puroland.jp/webvr/

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