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テクノロジー
2017.10.25

五輪を目指すAR「かめはめ波」が国境を破壊する
テクノスポーツ「HADO」の体験施設、シンガポール店がオープン

10月23日(金)、meleapはテクノスポーツ「HADO」体験施設の旗艦店をシンガポールのオーチャードにオープンした。

HADOはヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)とアームセンサーを装着し、相手チームへ「エナジーボール」と呼ばれる「技」を放ち戦う、AR(拡張現実)技術を用いた新感覚のスポーツ。
エナジーボールとは、人気漫画『ドラゴンボール』で主人公たちが使う技「かめはめ波」のようなもので、ウェアラブルデバイスを装着して既定の動作を行うと発動できる。
3対3対のチームに分かれ、エナジーボールや「シールド」などの技を駆使しながら、試合時間である80秒の間に点数を取り合い対戦するスポーツだ。

HADO

登場以来、ARやVRの体験型イベント等によく出展されていたHADO。じわじわと認知度が高まっており、国内外問わず着々と常設店舗や専門店の数を増やしている。
現在、店舗は世界7ヵ国14ヵ所に展開されていて、延べ60万人以上がHADOを体験しているという。また、「HADO MONSTER BATTLE」「HADO SHOOT!」などの派生アトラクションも含めると、常設店舗数は25店舗に上るとのことだ。

今回オープンする店舗「HADO SINGAPORE」は、シンガポールで初の常設店舗。HADOの専門店としてはマレーシアの店舗に続き、世界で2店舗目の出店となる。

HADO SINGAPORE

同店舗では、12月3日(日)に東京で開催されるHADOの世界大会である「HADO WORLD CUP 2017」の出場権をかけた、予選大会の開催も決定している。

HADO WORLD CUP 2017

HADO WORLD CUP 2017の予選は7ヵ国で行われ、各予選大会での優勝チームが12月3日の本大会に出場することができるとのこと。

HADO WORLD CUPの初回は2016年11月26日(土)開催された大会で、今回が2回目の開催となる。meleapの設立が2014年1月24日(金)であったことや、ARがまだまだ普及・発展途上にあることを踏まえると、HADOはかなりの急ピッチで広まり、成長していると言えるだろう。

このスピード感や海外展開に積極的な姿勢は、meleapが以前から掲げている「テクノスポーツ五輪」の2020年開催を見据えたものでもあるはずだ。

周知の通り、2020年は東京オリンピック開催年。
今年6月21日(水)には、米インテルが2024年までオリンピックの最高位スポンサーを務めることが発表され、話題となった。半導体大手のインテルのサポートにより、2020年も様々な場面で5GやVR、ドローンといった最新技術が駆使された、従来とは全く異なるオリンピックを観戦することができるのでは、と期待されているのだ。

そうした事情を踏まえると、やはり2020年の「テクノスポーツ五輪」開催というのは時流に乗った、妥当な目標と言える。VRではなくARという、リアルありきのコンテンツであることからも、やはり2020年の「リアル」オリンピックに間に合わせたいところだろう。

そのためにはHADOの普及やブラッシュアップだけではなく、meleapが行うにしろ他社が行うにしろ、HADO以外の競技の拡充にも期待がかかる。

最近のmeleapの動きを追うと、HADOや派生アトラクションに用いてきた「HADOシステム」に留まらず、新しい技術を積極的に取り入れた新アトラクションをリリースしている。

今年7月14日(金)より稼働している「HADO KART」がそれだ。HADO KARTは人気ゲーム『マリオカート』シリーズのような世界観を体験できるアトラクションで、HMDに「Microsoft HoloLens」(以下、ホロレンズ)を採用している。

HADO KART

現状はホロレンズの視野角など、細かい問題はあるだろう。しかしこのアトラクション一つとってみても、ブラッシュアップすれば競技の一つになりそうなポテンシャルが感じられる。
今後HADOだけでなく、2020年を見据えた斬新なテクノスポーツが次々に登場するかもしれない。

既存のスポーツはもちろん、いわゆる「e-sports」とも全く異なるテクノスポーツ。アイデア次第で、既存のスポーツに興味がない層などにも、広くアプローチできる可能性を持っている。リアルオリンピックと併せて、2020年を熱く盛り上げて欲しい。

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