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テクノロジー
2016.10.13

IoT製品も多数展示。日本最大の農業総合展「農業ワールド2016」レポート

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今回は農業ワールド2016の中で、最新製品を出展している「国際農業資材EXPO」ブースの様子をレポートする。今までの農業の歴史がITを活かした農業に移り変わっている現在、IoT製品やスマホ・タブレットが重要なツールとして農業とつながり始めているのはご存知だろう。今回のイベントでもそれらを使った製品が多く目に付いた。

病害虫予察まで行なうベジタリアの「Paddy Watch」

ベジタリアが出展していた水田センサのPaddy Watch(パディウォッチ)は、水位や水温、土中温度などのセンシングの他にオプションで病虫害予察も行なえる。病害虫が発生してしまった場合には専門家が防除方法まで指南してくれる、コンサルタント要素も含んだサービスだ。

ベジタリアの展示ブース
病害虫対策は専門の研究者が農薬を撒く時期などをアドバイス

iOS/Androidに対応したアプリを使ってスマホやタブレットから水田の様子をいつでも確認でき、水位が下がってきたりしたらアラートも出してくれる。水位・水温・温度・湿度の中から必要な情報だけを選んで受け取るなどさまざまな設定でカスタマイズも可能だ。

写真左:Paddy Watch 写真右:専用アプリ操作画面

ベジタリアでは現在、水田の水管理を行うためにIoTの技術を用いた自動水門を開発中とのこと。電源などがない環境での動力確保や稲藁や泥などが流れてくる水への対応技術など超えなければいけない壁がいくつもあるが、農業従事者のニーズに応えられるよう開発を進めているようだ。

1台のデータ収集装置で、最大100台のセンサ端末を接続できる「mIHARAS」

九州電力グループのニシム電子工業が出展していた「mIHARAS(ミハラス)」は、センサ端末とデータ収集装置間で特定小電力無線を採用することで通信費を不要にし、低コストでシステムを導入できるようにしている。

mIHARAS展示ブース

データ収集装置1台につき、最大100台(※)のセンサ端末を接続可能となっているので、センサを多く埋め込めば埋め込むほどコストは変わってくる。

※データ送信の頻度などにより異なります

埋め込むだけで簡単設置のセンサ端末

mIHARASはデータの“見える化”と“蓄積”をメインに行なうシステムとなっているが、蓄積したデータはAPI機能を利用して他社のクラウドなどと連携し分析することも可能だ。

専用アプリ(iOS/Android)で過去のデータや現在の圃場データを確認可能

土地のコンディション確認や、散水もスマホで管理する「EDYN」

ソイルセンサの販売やSDK(softwarte development kit)を提供しているイノテックで出展していた「EDYN」は、ソイルセンサとウォーターバルブを組み合わせて使うことで散水もスマホから制御できる。

イノテックの展示ブース

土壌に直接配置することで土壌の養分と水分量、大気の温度・湿度・光量などのデータ取得ができる。スマートフォンから土壌の水分状態を確認し水分の供給ができるほか、土壌の水分量を設定し自動で供給させることもできる。

土壌データを取得・蓄積していくことによって、作物の種類や育成ステージに合わせた圃場を作り上げられるようになる。

専用アプリ操作画面

センサ・バルブともに太陽光パネルを搭載しており、自己発電してくれるのでバッテリーの交換が不要なのは嬉しい。

写真左:EDYN ソイルセンサ / 写真右:EDYN ウォーターバルブ

イベントでは上記で紹介した製品以外にも、スマホやタブレットなどを使用して管理するIoT製品などを多数展示していた。

センサなどのハードを開発する企業とソフトウェアを開発・管理する企業でのコラボレーションが生まれている昨今。今回のイベントで、新たなビジネスマッチングもうまれるのではないだろうか。

※イベントは商談展につき、一般の方、18歳未満の入場をお断りしています

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