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イノベーション
2017.10.11

ソラコムの新発表。自由度高まるIoT機器向けSIMの王道
IoT通信プラットフォームのソラコムが7つの新発表を行った

2017年10月10日(火)、IoT通信プラットフォームを提供するソラコムが都内にて新しい取り組みの発表を行なった。特別に招待されたメディア向けのもので、IoT Today編集部はその模様をお伝えする。

現時点で8000ユーザーを抱え、業界の第一線を走り続けるソラコム。8月1日(火)付けでKDDIの子会社となり、大きな話題を呼んだことも記憶に新しい。
今回発表されたニュースは全部で7つ(最後の1つは発表会後に追加発表された)。

・「SORACOM」プラットフォームに加入者管理機能(HLR)を実装
・機器への組み込みが可能なチップ型SIMの提供を開始
・API経由のSMS送信が可能に
・「SORACOM」独自のアプリケーション(アプレット)を組み込んだSIMを提供
・Sigfoxネットワークを自由に構築できるレンタル基地局の事前受付を開始
・「SORACOMパートナースペース」における認定済パートナーとして6社を追加認定
・SORACOM Funnelのパートナーアダプタにアクロクエストテクノロジー「Torrentio」連携開始

いずれもビッグニュースだが、今回は“IoTプラットフォームのソラコム” に焦点を絞り、特に注目すべき2つのニュースを紹介する。

加入者管理機能(HLR)を実装

これまで「SORACOM Air SIM」には、SIM発行元MNO(NTTドコモ)のHLR(Home Location Register=加入者管理機能)が用いられていた。今回発表されたようにSORACOMがHLRを独自実装したことで、様々な用途に対応した、より柔軟な料金体系の提供が可能になる。

例えば、これまでは、SIMを導入したIoT製品が在庫になっている間や、運用はしていたがある一定期間利用を中断している等といったようにSIMが一切通信を行っていない状態でも、ユーザーは基本料金を払う必要があった。
それが今回、独自HLRと新たな料金体系が実装されたことにより、ユーザー側で「利用中断中」や「利用開始待ち」など、SIMの状態をより細かくコントロールできるように。SIMを運用していない間のコストを削減できるようになった。

「利用開始待ち」「利用中断中」状態共に通信は行われず、基本料金無料(ただし1年以上経過すると更新料がかかる)でSIMを保持しておくことができるが、両状態には明確な違いがあり、用途に合わせて使い分けることができる。
具体的には、「利用開始待ち」状態になっている間は、接続要求が確認され次第自動で接続される。一方「利用中断中」の間は接続要求が確認されても無視される、といった違いがある。

これにより、工場出荷時に動作確認のため一度接続し、その後エンドユーザーの手元に届けるまでの間は「利用開始待ち」状態で在庫として置いておく、などといった使い方ができる。

 

これまでも「利用中断中」という概念はあったが、利用していない期間は完全に無料になる、という料金体系ではなかった。後述するチップ型SIMと組み合わせれば、より合理的な運用が可能となるだろう。

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