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2017.10.06

リアル「ほんやくコンニャク」頂上決戦勃発?
ウェアラブル翻訳デバイスiliが2017年度グッドデザイン賞を受賞。

ログバーのウェアラブル翻訳デバイス「ili(イリー)」が10月4日(水)、「2017年度 グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことを発表した。

iliは旅行に特化した音声翻訳機。
スマートフォンに搭載されている翻訳機能などとiliが大きく違うのは、何といってもインターネットに接続する必要がない点。旅行先で通信状態が悪い場所にいる時でも、安定した動作が可能となっている。

タッチパネルもなく、物理ボタンも少ない。その上、以下の3ステップで簡単に利用することができるのも、スマートフォンと差別化されている点だ。

1.電源を入れる:本体右側のボタンを約6秒長押しすると起動する。
2.話す:LEDが緑色に点灯したら、中央のボタンを押しながら旅に関するワンフレーズを話しかける。
3.話し終わったら指を離す:話し終わったら、ひと呼吸おいて指を離す。

また、前述の通りiliは初めから「旅行」に特化した翻訳機として作られている。公式サイトでも、交渉や商談など、ビジネスでの利用シーンは想定されていない旨が明記されている。あくまでも「ワンフレーズの旅行会話」に特化することで翻訳の精度を高め、より実用的な翻訳機に仕上がっているのだ。

現在、対応言語は日本語、英語、中国語、韓国語(韓国語は10月より順次対応予定)で、今後追加されていく予定とのこと。

これまでも度々話題にされていたiliだが、今回の受賞で改めて注目が集まったはずだ。シンプルな機能はそのままに、対応言語を広げていってほしい。

 

翻訳機能付きのガジェットといえば、奇しくもGoogleから「Google Pixel Buds」が発表されたばかり。こちらは会話をリアルタイムで翻訳してくれるという画期的なBluetoothイヤホンなのだが、残念ながら日本での発売は未定。

iliもGoogle Pixel Budsも一部では、食べるだけで言葉の通じない相手と話せるようになる『ドラえもん』のひみつ道具「ほんやくコンニャク」のようだと話題になった。

Google Pixel Budsは40か国語に対応しており、Google翻訳を使う以上、当然旅行以外のフレーズにも対応している。一見すると、iliの上位互換に思えてしまうが、実はそう単純な話ではない。

なぜなら、Google Pixel Budsの翻訳機能を使うにはまずPixelスマートフォンと連携させる必要があり、スタンドアローンではない。さらに旅行以外のフレーズや多数の言語に対応していることと精度の高さ、実用度の高さは別問題だろう(Google翻訳の精度が高いと思うか低いと思うかは人それぞれだろうが)。

これらを踏まえると、iliを必要とする層とGoogle Pixel Budsが良いと思う層は、単純にイコールではないだろう。

ターゲットの違う「ほんやくコンニャク」それぞれの進化と、その先にある言葉の壁がない未来を楽しみに待ちたい。

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